2023年1月28日(土)に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場にて、トヨタヴェルブリッツ戦が行われました。
試合結果はこちら。
21対38での敗戦となりました。
(上記のリンクには24対38となっています〈1月29日現在〉が、間違っています)
非常に寒い1週間で、大寒波が到来し、その名残が残る天気でした。
試合会場に着いたのが12時30分頃。
いろんなブースを巡って、ボッカケそば飯と大畑大介商店の九条ねぎ餃子を買い込んで、指定席に座ってそれらを食べる頃には吹雪。
非常に寒い日でした。
試合は両チームともミスの多い展開で、締まらないゲームでした。
前半はコベルコ神戸スティーラーズもトヨタヴェルブリッツもミスばかりで、好機を潰す場面が見受けられ、ロースコアの割に見応えがありません。
後半に入ると、開始早々からトヨタヴェルブリッツの猛攻が始まり、あれよあれよというまに逆転され、得点を離され、試合を支配されてしまいました。
前半もそうですが、コベルコ神戸スティーラーズの選手の動きに精彩がありません。
後半はそれが顕著に表れました。
ブレークダウンは支配され、コベルコ神戸スティーラーズが持ち込んでは、タックルエリアであっけなく倒され、サポートが遅いのでアッサリと『ノットリリース』を取られてしまう。
ラインアウトではなんの工夫もないので、相手に読まれまくって上手くキープできない。後半の中盤からはシカリング選手をジャンパーにして、ようやくマイボールを確保できる、という状況。
後半の中盤から後半にかけては、トヨタヴェルブリッツの選手が立て続けに『シンビン』が出て、最大3選手が退出する状況。
それまであまり勝てる気がしなかった(私以外の観客もそう思っていたに違いない)ので、一気に逆転のチャンスが来た!と思ったのですが、そのチャンスを活かすことが出来ず、12人の相手に対して接点でのサポート競争に負けてしまって、ボールを奪われてしまう。数的優位を活かすことなく単調な攻撃で、外側の有効なスペースを突く場面も見られず、ただただ突破出来る感じがしないフォワードの縦突進を続けるのみ。
ようやく1トライを取ったものの、非常に苦労していました。
それでも反撃の狼煙を上げた、と思ったのも束の間。
あっさりと相手にボールを渡してしまい、自陣でボールをキープされ続け、上手く時間を使われて、挙句の果てに12人のチームにトライを取られてしまう。
攻めのバリエーションも皆無だし、ここ数試合はフォワードのショートパスがうまく繋がらないからなのか、シカリング選手が相手ディフェンスに当たりに行く、という場面を多く見ました。相手にしてみれば、ディフェンスの的は絞りやすいだろうし、サポートプレーヤーも遅いので、全く怖くないと思われる。
選手は必死にプレーしているんだろうけど、選手感の一体感が見受けられない。
プレシーズンマッチからプレーの精度が全くと言っていいほど改善されない。
唯一改善されているのはスクラムくらいだろうか。
プレシーズンマッチからこの試合まで、同じようなパスミスやハンドリングエラーが起こり、進歩が見られない。
ファンとしては、応援するのに勝ち負けも大きな要素の一つですが、プロのラグビー選手が高いスキルで良いプレーをして、観客を感動させる試合を見せる、というのも重要だと思うのです。
現在のコベルコ神戸スティーラーズは、その観客を感動させるような『必死さ・集中力』が欠けているように思います。
私は40年来の『神戸ファン』なので、現時点ではファンを辞める事はないですが、来シーズンもこのようなチームであれば、考えざるを得ない。
チームの特色が見れないんです。選手全員が、コーチ陣が同じ方向を向いている、と感じないのです。
同じ日に行われた、埼玉パナソニックワイルドナイツ対横浜キャノンイーグルス戦の録画を見ましたが、レベルの差を見せつけられました。
おそらくこのままでは次節の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦も結果が出ないでしょう。
ちょっとショックの大きな敗戦でした。